インジェクションチューニングについて、「周りが騒いでいるほど本当に必要なのかな?」「自分のバイクはチューニングしなくても問題なく走行しているし、仮にチューニングしても見た目も変わらないし、何がどう良くなるのかよくわからないのに、なかなかお金を掛けてまでは…」と思っている方々が本当に大勢いらっしゃいます!
当店も、その考え方がお客様にとってはごく普通であろうと思っています。
フォレストウィングでは、インジェクションチューニングに興味を持っていただいたお客様の不安や疑問を取り除くべく、マフラーやエアクリーナーの違いから、作業に必要なチューニング機器の違い等の説明をはじめ、丁寧なご説明を心掛けております。
もちろんインジェクションチューニングの知識・技術・シャーシダイナモの存在は極めて重要ですが、それらと同時に、お客様にインジェクションチューニングについて、正しく理解していただくことで、お客様の想像していらっしゃる以上の仕上りを、共に目指すことが出来ると考え、このような取り組みをしています。
最後になりますが、数あるチューニングが出来るショップの中から、正しいお店選びができるお手伝いと、確かな技術によりチューニングが完了したハーレーで走った時の、想像以上の走りを体感して、お客様に喜んでいただき、おすすめのお店と言っていだだけることが、私たちにとって何よりの喜びです。
また、「他店で購入した車両がすでにチューニングされていた」とか「なんか調子が悪い」などがございましたらご相談下さい。
当然アメリカからの情報もタイムリーで更新して最新のチューニング方法やニューモデルにもいち早く対応いたします(チューナーズネイション所属)
ハーレーを初めて購入された方にもご安心してご自分のバイクに合ったパーツを検索して頂けるよう検索のしやすさにこだわったオンラインショップです。
なかなかお店に足を運べない遠方の方々や、夜な夜なカスタムを計画していらっしゃる方々、ハーレーのパーツは入荷までに時間がかかる為、納車前だけどカスタムの見積もりをしておきたい・注文しておきたいなど色々な方々にご好評頂いております。
お客様のハーレーをチューニングさせて頂き、当店のチューニングの乗り味がお客様の乗り方と上手く合わない時は、お客様にヒアリングをさせて頂き、お客様の不満箇所をチューニングで味付けを変え、お客様が乗りやすい味付けにチューニングさせて頂きます。そこまでが当店のチューニングと考えておりますので、気軽にご相談いただければ無料で改善します。
よってチューニングにかける時間がしっかり確保出来る事で、より精度の高いチューニングが可能となります(確認作業にしっかりと時間をかけてプログラムを煮詰めて行く事で精度が向上)。
さらに、お客様のハーレーをより安全に作業するために、シャーシダイナモを床に埋め込み、シャーシダイナモにハーレをセットする時も床とフラットになる為とても安全です。また、シャーシダイナモで測定する専用の測定室を設けてお客様達にも作業風景が見える様に設計しておりますので、より作業も安心・安全に心がけて実施しております。
ハーレーのインジェクションモデルには、エンジン制御をする為のコンピューター(ECM)が備わっています。
このコンピューターによってエンジンの回転数・スロットル開度・温度・ガソリンの噴射量・点火タイミング等、数々の信号をコントロールして各部に指示を出しています。
新車・ノーマル車の場合、あたりまえですが、エアークリーナー・マフラー・カムシャフト・排気量に合わせたデータが元々コンピューター内にプログラムされています。
そのため、エアークリーナーやマフラー等を交換した場合、ノーマルに合わせたデータのままでは、快適な走行をするためには、大きなズレが発生してしまうのです。
このズレを適正に調整(チューニング)していく作業の事を【インジェクションチューニング】といっています。
フォレストウィングのインジェクションチューニングは完全室内保管と安全正確な作業にこだわっており、最新のシャーシダイナモを設置して店舗にてチューニング作業を行っています。店舗併設ですので、ご来店の際に実際のチューニング作業の様子をのぞいて見ることも可能です。気になることや分からないことなどございましたら、お気軽に店舗スタッフまでお声がけください。土日には参加無料・予約制にてインジェクションチューニング説明会も行っております。なんとなくしか分からなかったチューニングについての疑問を解消しましょう!
インジェクションモデルは日本の規制により、「ガソリンが薄く設定されている」というのは聞いたことがあると思います。それにより、本来のポテンシャルが発揮されず、排気量の割に本来あるべき図太い低速トルクも失われています。
それではなぜ「薄く」設定されているのか?
それは大きく分けて次の3つの規制が原因と考えます。
【排ガス規制】
【騒音規制】
【加速騒音規制】
この3点の内、最初の2点は、2年ごとの車検の際に毎回測定又は検査されるため、耳にしたことがある方も多いはず!
一番の原因と考えられるのが最後の【加速騒音】ですが、こちらは日本で新規に登録許可を受ける際には、テストコースにて加速時における騒音を測定する、その名の通り加速騒音テストが行われます。
国内メーカー等は、最初から加速騒音も計算に入れて開発されているのでしょうが、ハーレーの場合は輸入車であるためそのように開発されておらず、テストされる車両のガソリン噴射量を少なく、すなわちガソリンを薄くすることにより、燃焼における爆発音を小さくしてテストをクリアしていると考えられます。
その為、日本の道路ではトルク不足が出るような状態、すなわち「本来のポテンシャルで走っていない」ということになります。
そんな状況の中で、さらにハイフローエアクリーナーやマフラーを交換すると、更にガソリンが薄くなり今度はバイク本体に大きな悪影響をもたらします。(インジェクションはキャブと違い燃料をコンピューターの指示通り噴射するため。)
ここからは、少し例え話をさせていただきます。
皆さんは、ヤカンなどをコンロにかけて、気付けば空焚きしてしまった…なんて経験はないでしょうか?
このヤカンをエンジンに見立てて例え話をさせていただきますね。
現在のインジェクションモデルのハーレーは、まさにこの空焚き状態といえます。
空焚きしたヤカンは離れていてもかなり熱いですよね。
=エンジンが熱い原因
空焚きしたヤカンに水を入れると勢い良く蒸発します。
=ガソリンが薄いため燃焼のスピード速くなり、回転の上昇が早くなる
空焚きしたヤカンをそのままにしたら金属疲労で変形します。
=エンジンへの負担大・早期におけるピストンリングの摩耗
先にも書いたように、こんな状態でマフラーやエアクリーナーを交換してしまったら・・・
それは、ヤカンを火あぶりにしてしまっているようなものです!
こんな状態が良い状態だなんて思う方はいませんよね。
ですが、ヤカンの中にしっかり水が入っていて、常に管理できれば近づいても熱くはないですし、変形の恐れもなく、必要な時に必要な量のお湯を使用することが出来る・・・これをしっかりと行うことがインジェクションチューニングだと思ってください。
以上のことから、インジェクションチューニングの必要性をご理解いただけると思います。
とにかく人為的なミスが原因に他なりません。
当店は上記のことをふまえ、自店にて知識・経験・設備をしっかり整え、お客様のご要望にお応えできるよう頑張っております。
当店が取り扱うデバイスは以下のものになります。
HARLEY純正 スクリーミンイーグルスーパーチューナー
DYNOJET製 パワービジョン
テクノリサーチ製 フラッシュチューニング
バンス&ハインズ製 フューエルパック3
TTS製 マスターチューン
この他にも交換タイプのフルコンとして、サンダーマックスやツインテックをはじめサブコン系も取り扱い・作業をしておりますが、ここでは「リフラッシュ(書き換え)タイプ」をメインに解説していきます。
当店にてお客様にご説明するときと同じく、「携帯電話」に例えてお話しします。
最近の携帯といえば、iPhoneが代表的ですが、それ以外にもアンドロイドスマホもあります。それに僕も仕事で使っていますが、ガラケーもあります。携帯電話は各機種により性能に大きな違いがありますよね!例えば、カメラ・お財布機能・各種アプリ等々。逆に、電話・ネット・メール等の主目的とする機能に大きな違いはないと思うんです。
ここからが本題!
HARLEYディーラーをApple Storeに例えると、iPhone以外の機種を持っていっても見てもらえないですよね。ですので、「HARLEY購入から3年未満の保証が残っている」という方には、スクリーミンイーグルスーパーチューナーをお薦めしています!
「メーカー保証がない」「もうすぐ保証が切れそう」「中古車を購入した」・・・という方で、ご自身でチューニングデバイスを操作することに特に興味のない方は、まさにガラケー派!そんな方にはフラッシュチューニングをお薦めしています。
先に上げた以外で、「多機能アイテム大好き!」「多少のリスクを犯してでも、自分でもいろんなことをやってみたい!」という方は、スマホ派!パワービジョン又はフューエルパック3にされてはいかがでしょうか?
インジェクションチューニングはたくさんの作業を行いますが、途中にも書いたように、デバイス選びは、電話とネットとメールができる携帯電話を探すようなもので、基本的にどのアイテムを選んでいただいてもインジェクションチューニング後の性能に大きな違いはありません。
デバイスによる性能差を説明するようなお店は信用に値しないと思ってください。
それでは、本当にデバイスによる「差」はないのかというと、性能差ではなく「機能差」があるのです。
例えば、アイドリングを下げたいと思っている方で、パワービジョンの国内仕様は800回転まで下げられますが、並行品は900回転までしか下げられません!
しかし、スクリーミンイーグルスーパーチューナーも800回転まで下げられますし、フラッシュチューナーに至っては800回転以下に下げることが可能です!(2017年モデルは850rpmまでしか下げられないモデルもあります)
チューニング商品の差は機能差と理解していただけたと思います。選んでいただいた商品にプログラミングする人、すなわちインジェクションチューニングをするチューナーの差は大きくあると考えます。
何度も説明いたしますが、
・インジェクションチューニングするための設備 → 安全・安心のシャーシダイナモ
・インジェクションチューニングするための知識 → チューナーズネイション※での情報交換
・インジェクションチューニングするための技術向上 → レースへ参戦することにより失敗して学ぶ
・インジェクションチューニングするためのお客様の声・要望 → 自店にてシャーシダイナモをフル活用してお客様のご要望・ご不満をリアルタイムに解消
※チューナーズネイションについてはこちらをご覧ください。→ 【チューナーズネイションとは?】
当店のサンダーマックスやツインテックの取り扱い件数が減っていったのも、ほとんどの方がアイドリングを800回転以下にするために交換タイプのフルコンを使用されていたため、装着に伴うリスクを減らすためリフラッシュタイプのフラッシュチューナーに移行したことが理由と考えています。
純正のデルファイ社のECMからサンダーマックス・ツインテック社の社外ECMに交換するタイプ。純正のデルファイ社のスピードデンシティーシステムではなくアルファNシステムを採用したECMに変える。(システムを大きく変える事。)
スピードデンシティーシステムは、スロットル開度によって変化する吸入空気量によって変化するインテークマニホールド負圧を吸気圧力(MAP)センサーで計測し、エンジン回転数に合わせた吸入空気量を算出し、その値を基にインジェクターから噴射するガソリンの量を決定していくシステムの事をいいます。(国産車はほとんどこのシステム。)
アルファNシステムは、スピードデンシティーシステムより以前のシステムで、スロットル開度によって変化する吸入空気量によってのみガソリンの噴射量を決定して行くシステムの事をいいます。
アルファNシステムはエンジンの負荷条件を感知するセンサーが無いため、空燃比や点火時期もエンジン回転数とスロットル開度ごとに単一なプログラムしか出来ませんでしたが、スピードデンシティーシステムではエンジンの負荷条件を感知するセンサー「MAPセンサー」を利用したエンジン負荷感知により、スロットル開度・エンジン回転数が同一でもエンジンの負荷状態によって空燃比や点火時期を独自に調整することが可能(ここすごく大事です)になり、アルファNシステムでは出来なかった、例えばエンジン2500回転でクルージング時には燃料を薄く・点火時期を早くしたり、同じ2500回転でもスロットルワイドオープン加速中には燃料を濃くして点火時期を遅くしてパワーを出すと共にデストネーション(異常燃焼)を回避するといった設定が可能なためスピードデンシティーシステムはアルファNシステムに比べ合理的なシステムということになります。
ここまで話しをすると、純正のコンピューターの方が良いんじゃないかなと思うと思います。
その通りだと思います。純正で採用している理由も頷けると思います。
しかし、何故サンダーマックス・ツインテックに交換するのか?疑問ですよね。
以下のメリット・デメリットをご覧いただければ、とても簡単な理由だとお分かりいただけると思います。