ベースマップを基本にして、1台1台オリジナルのプログラムを作っていくタイプなので、お客様の要望に近づける事はある程度可能です。
又、オートチェーンモジュール機能で、エンジンONからOFFの間を1サイクルとして次に乗る時には、さらに最適なマップに変化させ、乗れば乗るほど最良なセッティングを出してくれます。
当店ではアイドリングを極力下げたい方や将来的に排気量を上げて行く予定のお客様、
また、色々なマフラーやエアークリーナーに交換したいお客様などに選択していただいております。
電スロットルモデルはIACコントロールバルブがなくなり、スロットルバルブのみのコントロールになったので、アイドリングは容易に調整出来ます。
ただ、低いアイドリングでは、油圧が上がらない為、エンジンにダメージを与えてしまいますので、ハイフローのオイルポンプに交換する必要があります。
また、発電容量も足りなくなる為バッテリーが上がりやすくなりますので、800rpm前後がぎりぎりになると思いますが、いわゆる3拍子サウンドは、800rpm以下にする必要がある為、お客様にリスクを背負っていただく事になります。
メリットは、やはり空然比を測定するO2センサーを純正のナローバンドタイプからワイドバンドに交換する為、理想とする空燃比を測定し、コンピューターにフィードバックし、ベースマップに学習させるオートチェーン機能があります。このオートチューン機能は従来モデルよりも進化してしていますので、マフラーを換えたり、エアークリーナーを換えたりしても、コンピューターが自動的にセッティングを変更してくれます。(ある程度人間が入力します)
デメリットは、ガソリン残量に対して「あとどれだけ走れますよ」といった走行距離を表示する機能が使えなくなります。また、まれにオートクルーズ機能の走行速度のセットが少しズレる事があります。また、メリットで説明したオートチューン機能の自動補正ですが、正直コンピューターがどの方向性にどのタイミングで補正しているかがあいまいな為、あまりオートチューン、自動補正に信頼は寄せない方がいいと思います。(間違った方向に補正する事もある為、確認が必要です。また、オートチューン機能を使わない事も可能です。)