みなさん、こんにちは!
日々奮闘している小野田です
人気ブロガーと一流整備士を目指しているので、ポチッとお願いします~😊
今回は、エンジンの掛かりが悪い時があるということで依頼を受けました!!
車両は、2008年 FLHR
鈴木師匠が診断を終えた車両を僕が整備していきます
診断ができて一流の整備士と言われるので
”僕も一流の整備士と呼ばれるように早くなりたいです”(心の声)
診断の結果、原因としては、スターターモーターが原因ではないか?とのこと!
ここで
スターターモーターって何?
※この下の画像がスターターモーター本体です
エンジンを始動する時は、セルスイッチを押してエンジンを掛けますよね~!
その時にキュルキュルっていう音が聞こえて来ると思うのですが、その音の発信源がスターターモーターです!
エンジンを掛ける為の必要な電装部品です!
少し方向転換してみます!
矢印の先にあるのがピニオンギアになります!
このギアが飛び出しプライマリーケースの中にあるクラッチシェルという大きなギアにハマリます。
そして、そこからクランク側に動力が伝わりエンジンが作動するという訳です!
※この車両の部品ではないのですが、現物の写真がありましたのでこちらを見てください
赤矢印がクランク側 青矢印がクラッチシェル側
大きなギアを回すとなると、多大な力が必要という訳です!つまり、その分の大きな電力も必要になるのです!
よくバッテリーが弱いとエンジンが始動しにくいという場面がありますよね!
これもクラッチシェルのギアを回すだけの電力が足りないので、エンジンを始動しにくくなります!
今回の車両は、ツーリングモデルだったのでスターターモーターがどこにあるのか紹介していきますよ~
リアシリンダーの隣にあります!赤丸のところです!
スマートに収められていますね😳
スターターモーターの点検をする為、スターターモーターを単体にする必要があるので取外していきます!
スターターモーターを取り出せました~!
鈴木師匠の指導のもと、スターターモーターを分解していきます!
分解していく中で、スターターモーターの塗装が分厚すぎて工具が入りづらいではないか😅
”もうちょい塗装を薄くしてくれよ~”って心の声が漏れてしまいました~!!(笑)
分解している途中で~す~!!
そして、無事分解することができました~!😅
今回の診断により、疑わしいと思われるクラッチギアを抽出できました~!👍
この部品のどこが不良だったのか?
まず、このクラッチギアの正常作動時は、ワンウェイと呼ばれる機構になっていて、一方向にしか回転できません!
エンジンが始動すると逆にエンジンの回転によってスターターが回される状態になりますので、その時にこのワンウェイクラッチによって空転して力を切断し、飛び出していたピニオンギアが戻る仕組みです!
ですが、故障していた場合は、動力を伝える方向に力が伝わらなければいけないのに空転してしまいます!
例えば、正常時は、エンジン始動時に100%の力がいるとします、
ですが、この機構に不具合が生じて、60%しか力がなければ、エンジンを掛けるにあたり正規の力が足りない為、掛かりが悪いと推測できるとのことです!
ツーリングモデルによく起きやすいということを教えてもらいました!
それは、なぜか?
他のモデルに比べ、排気量が大きいからです!
排気量が大きいということは、部品一つ一つの重量も増え、エンジンを始動する際に多大な力が必要になるので機械的な負担が大きいからとのこと
対策としては、
スタータースイッチ少し押すだけでなく、しっかりとエンジンが掛かるまで押すことが大事ですよ~!
そして、エンジンを始動したなら、チョイ乗りは控えるように心掛けましょう!
これは、エンジンを始動する際に多大な電力を消費します。チョイ乗りをすることによりその分消費した電力を充電できないからです!
バッテリー電圧も正常では、ありましたが、念には念をということで充電しておきましたよ~😊
整備完了後、始動性をチェックすると、問題なく掛かりました
なので、故障のし始めだったのかもしれませんね!
これを先延ばしにしてしまうと症状が深刻になってしまい、スターターモーターが空回りしてエンジンが掛けれない恐れがあります!
もし、同じような症状がある場合は、一度相談にきてください!
何事も”早期発見”は大事ですよ~!
今日は、このへんで失礼します
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