みなさんこんにちは😊
カム交換のスペシャリストになれそうな小野田です
今回はツインカムのカム交換&オイルポンプ交換の作業をしていきました
そして、この作業の目玉であるチェーンドライブ駆動からギアドライブ駆動に変更しました
車両・・・FLSTFB
走行距離・・・約10万km
10万kmも走ってるのにとてもキレイな車両でした😁
よく走られるお客様だったのでチェーンテンショナーのシュー部分を気にしなくてもいいようにチェーンドライブからギアドライブに変更するというものでした!
テンショナーのシューが破損してしまうと、どうなるの?
カムが回転してプッシュロッドを介してバルブの開閉を行うので、カムの回転に異常が発生すると吸排気に影響が出てしまいます!エンジンに対しても大きいダメージに繋がる恐れがあります!
上記のようなケースは、スプリング式のテンショナーが装備してある場合が多いです!なぜなら、テンショナーのスプリングの張力によって高回転で回るチェーンとシューの密着製が強く、摩耗しやすいからです。又は、破損する可能性があるからです!
チェーンテンショナーのシュー部分はチェーンによる摩耗は避けらないので、消耗部品と思っていてください!
テンショナーにも二種類あり、スプリング式と油圧式があります!
スプリング式は2006年式まで
油圧式は2006年式以降
結論から言うと、スプリング式のテンショナーを装備されてる方は、カムギア化か油圧式のテンショナーをオススメします!
こちらが交換する前のチェーン駆動です!!
オレンジ色のようなものがチェーンテンショナーのシューです!(樹脂製)
交換する部品達を紹介していきます
まずは、S&Sのカムサポートプレートとオイルポンプ
そして、交換するシャフト達です
カムはS&S 551カムになります
CVOモデルに付いているSE-255カムに比べより低速で最大トルクが出る特性です
チューナーの近藤さんにチューニングしてもらったら
どんな乗り味に変わるのか楽しみですね〜
ギア駆動に使用されるギアです
オヤオヤ・・????
大きいギアの刻印をよく見てみると M8の文字が・・・・
部品間違えた! と思いきや 裏返してみると
TCと刻印!!がマジですか〜
流行りのリバーシブル
バックラッシュの測定もバッチリです!(シックネスゲージで測定しました)
カム側のギア(右)が裏表でツインカムとミルウォーキーエイトどちらも使用できる事にS&S社の凄さを感じました
カムサポートプレート取付後
こんな感じです
で
カムギアを取り付けた写真です
ちーん
何か・・・・
肝心なギアを取り付けた写真を撮り忘れてしまった為、チェーン駆動のテンショナーとチェーンが無いモノだと思ってください🙇🏻
申し訳ありません💦
メチャクチャ怒られ アホか!と言われ 完全にパワハラ攻撃でした
写真を撮るだけの事と考えず しっかりと意識を持って取り組まないと行けないなと反省しました
簡単にギア駆動の特徴を説明していきますね
メリットは、
高回転でもアクセルのオンオフにもバルブタイミングのズレがなく完璧に追従してくれるところ
テンショナーが無い為、テンショナーの消耗を気にしなくていいところ
ギア以外の摩擦抵抗が無い為、レスポンスの向上
シリンダーヘッドをハイパフォーマンスに交換して
バルブスプリングを交換した時にスプリングに負けない様にプッシュロッドを動かすことが出来る
デメリットは、
コストが高い
正確なバックラッシュで駆動しないといけないのでギア制作にコストがかかる
※バックラッシュとは・・・ギアとギアの遊び
作動音が大きい(メカニカル的な音)
最後にカムの駆動方式としては ギア駆動も悪くはないですが、やはり純正も採用している油圧テンショナーのチェーン駆動の方が、色々とメリットがあると思いますので 街乗りメインであればチェーン駆動をお勧めいたします
これからもカム交換の作業をドシドシ承っております👍
まだまだ 勉強不足もありますが、頑張ります!!!
今日は、この辺で失礼します😊